Scrum Boot Camp 東京に参加しました
アジャイルサムライ横浜道場で紹介されていて、参加しようと思っていたのですが、募集開始日のことを忘れていて、気付いた時には埋まっててしょぼーん。。。
運よくキャンセルが出たのを見つけて滑り込めてよかったです。
今回の会場は日本マイクロソフトさん。品川駅直結で雨でしたが濡れずに行けました。
中も非常に綺麗で、こんな会場を使わせて頂いて感謝です。
なお、当日は他にも2つのイベントが開催されていました。
オープニング
ほぼ出席者が集まったところで、会場の中の人かつ『アジャイルソフトウェアエンジニアリング』監訳者の @tomohn さんによる会場説明等の後、横浜道場でお馴染みの方法で席替え。
横浜道場などでお会いしたことがある方が、ちらほらいらっしゃいました。
アジャイルソフトウェアエンジニアリング (マイクロソフト関連書)
- 作者: Sam Guckenheimer,Neno Loje,日本マイクロソフト監訳,TFSUG監訳,トップスタジオ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/05/24
- メディア: 単行本
- クリック: 14回
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同テーブルになったのは、@shin_semiya さん、@nonumberless さん、@libaty さん、@pilgrim_reds さん、私の5人。
それぞれバックグラウンドがかなり違うメンバーということから、ごちゃまぜ、色んなものが混ざってるという連想で、チーム名は「チームもんじゃ」となりました。*1
アジャイルとは
@ryuzee さんによるアジャイルな開発に関するセッションとワークショップ。
横浜道場特別編でも即買ってくださいと言われていたこの本、今回も紹介されました。
ごめんなさい、まだ買ってません。いい加減買わなきゃ…
- 作者: 大野耐一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1978/05
- メディア: 単行本
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ワークショップは、紙飛行機を使ったもので、全部で4スプリント実施しました。
スプリントの内訳は、計画1分、実施4分、振り返り2分です。*2
チームもんじゃは、第2スプリントまで苦戦しましたが、第3スプリントでブレイクスルーがあり、第4スプリントでベロシティがぐっとアップしました。
Scrum とは
昼食のあとは、引き続き @ryuzee さんによる Scrum についてのセッションとワークショップ。
ワークショップのお題は「社内飲み会管理システム」。
横浜道場主 @tw_takubon さんによる説明を聞いた上で、このシステムについてプロダクトオーナー視点でプロダクトバックログを作成し、チーム視点でストーリーポイントとスプリントバックログを作成するというもので、各作業時間は20分。
なお、日本マイクロソフトさんのご厚意で、ストーリーポイント作成に使用するプランニングポーカーが提供されました。
- プロダクトバックログ
- ストーリーポイント
- スプリントバックログ
- ストーリーポイントから時間への変換が難しい
- スプリント実施毎に精度が上がっていくはず
- 正直、ワークショップだけだと見積もりの妥当性はわからなかった
- 慣れが必要
質疑応答と振り返り
ワークショップの後は質疑応答と全体の振り返り。
- 周囲を巻き込むアイデア
- 小さい成功体験
- 覚悟を決めて推進する
- チームトレーニングの継続必須
- 予測と実績の乖離をどう測る?
- デイリースクラムしていれば遅れていることは分かるはず
- アナログが良い理由は?
- ダメなスクラムマスターの場合
- チームはスクラムマスターをクビにすればいい
その後、プランニングポーカーと『アジャイルソフトウェアエンジニアリング』2冊の争奪戦、後片付けなどをして全日程終了でした。
残念ながら、私はどれも奪取できませんでした…
感想
早起きして参加した甲斐はありました。得たものは大きかったです。
やはり、ワークショップ形式は楽しく、気づきが多いと感じました。
ワークショップ中にスタッフの方から言われましたが、「Scrum は理解するのはそんなに難しくないけど、実践は難しい」という言葉が印象的かつ納得でした。
実践に向けて何が難しいのかをよく考えないといけませんが、少なくとも思ったことはテクニカルスキルの不足だけではないということです。
今回のワークショップの内容は、特別なスキルが必要という訳ではありませんでしたが、それでも各チームの進め方に大きな差がありました。
また、顧客というかプロダクトオーナーの役割が非常に大きいということがよくわかりました。
要求を出す立場の人物に、Scrum を導入することで、こんなに価値を提供できますよというのを提示することが必要と理解しました
今後は、できる範囲のプラクティスの実践及び継続学習をしつつ、社内の人間を巻き込むような動きをしていきます。
会場提供頂いた日本マイクロソフトさん、@tomohn さん、講師の @ryuzee さん及びスタッフのみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました!