組込み OS 自作しました
ちょっと前になりますが、『12ステップで作る組込みOS自作入門』という本を見ながら、低機能な OS を作ってみました。
- 作者: 坂井弘亮
- 出版社/メーカー: カットシステム
- 発売日: 2010/05
- メディア: 単行本
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12ステップで作る 組込みOS自作入門
2回目のC言語で『12ステップで作る組込みOS自作入門 』の通りに組込みOSを作ってみた - 三等兵
リポジトリ
https://bitbucket.org/y_sumida/kozos
感想
この本で作る OS "KOZOS" は組込み OS であり、それ自体に大した機能はありません。
本当に原始的な OS としての最低限の機能しか持ちません。
システムコールも少ししかないし、ファイルシステムだってないです。
でも、この機能の少なさが OS を学ぶ第一歩としてとてもよかったです。
ステップごとに少しずつ機能を拡張していく形式も、各ステップが無理なくできる分量でした。*1
いまどきの開発環境では低レイヤーの知識が直接必要とされることは少ないですが、知っていると知識の幅が広がるような気がします。
仕事で役に立つかどうかを差し引いても、OS を作るのはとても楽しい経験でした。
この本を手にとって良かったと断言できます。
本に書かれている 12 ステップは終わりましたが、暇を見つけて機能を追加していこうと思います。
この本を通して学べたこと
*1:私の場合は 1 ステップ 平均 2 時間くらいでした