横浜道場 特別編 「アジャイル開発 基本のキ」に参加しました
前々回も特別編だった気もしますが、今回も特別編、あの @nawoto さんによる講演です。
むしろ、募集ページに"アジャイルサムライ読書会"のタイトルすらないのでさらに特別ってことでしょうか。
さすがというべきか、いつもより埋まるのが早かったです。
特別編は開始時間が早いので、定時前に職場を出て移動。
途中、埼玉道場からの刺客 @inda_re さんと今日の講師である @nawoto さんに、横浜駅近辺で喫煙席がある店を紹介するミッションをこなしつつ到着です。
オープニング
@nawoto さん自己紹介など
- 重要事項
- 提供 永和システムマネジメント
- 昨日5/24は誕生日!プレゼント募集中!
- Amazon.co.jp
- アジャイルサムライ読んだ人!
- 帰ってくれていいです(笑)
- アジャイルサムライ 8 刷出ます!
各テーブルでの自己紹介
同テーブルは、下記の 5 名の方々でした。
@papanaa さん、@s_kic さん、@tsuyok さん、W さん、@hyokota さん
アジェンダ
- アジャイル開発 基本のキ
- 何が違うの?
- ワークショップ
- どう進むのか?
- 明日から始める
スライドはこちら
詳細は、スライドを見てもらうとして、ここからは印象に残ったキーワードなどのメモです。
何が違うの?
- モノを作るという行為における工程(段階)は、従来の方法もアジャイルも同じ
- V字モデルで出てくる工程とか
- 従来の方法
- 一直線で後戻りなし
- 準備重要!
- でも遠いとこ狙うのって難しい
- アジャイル
- 近くを狙う
- 確認する
- 見直す
- 繰り返す
ワークショップ
トランプを使って疑似プロジェクトを体験します。
詳細ルールはスライド参照。
- 準備
- テーブルごとにプロダクトオーナー 1 名と開発チームに分かれます
- プロダクトオーナー全員集合!
- お題とする要求が伝えられます
- スプリント 1
- ルールに従って、特に考えることもなく プロダクトオーナーの要望に近いと思うカードを出しました
終わったら振り返りです。
- 顧客の求めてたもの分かってた?
- 会場内でも途中で気付いた方が何名かいました。
- 作業はうまくいってた?
- 各自が特に相談もなく作業してました
- 要求を確認してないので、うまくいってたかどうかも判断できません
顧客の要求が分からないまま進めてるというのは確かにおかしな状態です。
プロダクトオーナーと話してはいけないということにはなってなかったみたいなので、ちゃんと聞くべきだった気もします。
もう一回やるとしたら、どう改善する?チームで相談して!という指示により、チーム内で相談です。
- チームの案
- 最初に手札をさらす
- 内容を見て方針を相談する
- 最初の手札が、?枚としか書いてないから、目一杯とればいいじゃん!
- それは当日決めてるだけだからだめ。今日は 3 の風が吹いてた。
- 他チームの案で面白かったもの
- 山札に積込すれば!
- だめです。法律は守りましょう。
- 山札を表向きしとけば!
- だめです
正当派な案から、ルールの隙間を探すような案まで様々な案が出されました。
各テーブルの案が出たところで、スプリント 2 開始です。
- スプリント 2
- 最初の手札をさらして方針を検討
- 方針に沿って各自がカードを切る
結果として、スプリント 1 よりも価値の高いものをリリースできました。
チーム内での相談が活発だったのが印象的でした。
- 大切なこと
- 現場がやり方を変えたこと
- 成果物だけではなく、やり方についても確認と改善が必要
- 改善をつづけるための仕掛けが必要
- 改善のための仕掛け
- 透明性
- 検査
- 適応
- 仕掛けを支えるもの
- コミュニケーション
- 関心
- 共通認識
- 自主性
どう進むのか?
- 進むべき方向を決める
- インセプションデッキとか
- 計画する
- リスト
- プランニングポーカー
- 準備運動
- スプリントゼロ
- 開発!
- タイムボックスとか
- お披露目
- フィードバックをもらう
- ふりかえり
- より良くするにはどうする?
- 大切なこと
- 詳細は現場が考える
- 上手くいってないことを放置禁止
明日から始める
- 各自の問題点を 3 つあげる
- マッピング
- 現場で適用できそうなものは?
- それが TODO リスト
- 帰ってから時間を取ってちゃんとしたものを作りましょう
- それが TODO リスト
- 大切なこと
- あなたから始められることはきっとある!
たっぷり2時間かけた内容はこれで終了です。
@nawoto さんは、アジャイルサムライに書いてある内容だよ、とおっしゃってましたが、とても密度の濃い内容で勉強になりました。
アジャイル的と言われるプラクティスは確かに重要ですが、自分やチームがそれらを全て習得するまで待っていたら、いつまでたっても良くはならないでしょう。
今回のトランプでやったような、自分ができる範囲の小さな改善の積み重ねがアジャイル開発の一歩目なんだと実感しました。
質疑応答
休憩のあとは、参加者から @nawoto さんへの質問タイムです。
印象に残った質問など。
- コミュニケーションって言葉が嫌いということですが、なぜでしょう?
- 〜〜ションって言葉は信用できない。そこで思考停止してしまう。
- コミュニケーション取ろう! → どうやって? とか
- 顧客でインセプションデッキ作成とかに抵抗があるような場合はありましたか?
- アジャイルサムライ 12 章 ユニットテスト の実践方法
- やったらいいじゃん、許可いらんでしょ?
- @nawoto さんの参考書籍は「プログラミング作法」
- ちなみに読み方は「ぷろぐらみんぐさくほう」です。私もさほうって読んでました。
- さほうじゃないので、"やらなきゃいけない!"ってものじゃないので注意。
- インセプションデッキ作成のコツは?
- Head First インセプションデッキ見て!
- ブレーンストーミングじゃないよ
- ファシリテータ重要
特に印象的だったのは"〜〜ションって言葉を信用するな"ですね。
確かに耳触りのいい言葉にしてしまうことで、内容が曖昧になるということはよくあります。
振り返って私はどうかと考えた時に、誰かに何かを説明する時にそういった言葉を都合よく使っているかもと反省。
懇親会
前日が誕生日という @nawoto さんのために、埼玉道場からの刺客 @inda_re さんがケーキを用意されていました!
みんなでバースデーソングを歌ってケーキを手渡し。
@shinyaa31 さんのレポートで動画が見れます。
その後は、いつも通りの懇親会。今回は参加者も多く、短い時間でしたが色々な方とたくさんお話ができてよかったです。
@nawoto さん、会場提供の株式会社アットウェアさん、スタッフの方々、参加者のみなさん、ありがとうございました!